IELTSスピーキング対策を目標スコア別に紹介(独学でも可!)

IELTSスピーキング対策

こんにちは、SOLOのルークです!

普段は、IELTSを専門的に教えています。

今回の記事では「IELTSスピーキング対策を目標スコア別」に紹介します

スピーキングは、対策を後回しにしていたり、伸び悩んでる人が多いのではないでしょうか。

練習に教材が必要ないという点において、スピーキングはどこでも独学で練習が可能です。

朝起きて、ベッドの中で2分間スピーチをしてから、朝食へ向かうようにしましょう。

冗談はさておき、

スコアアップのコツは、常に振り返りを行うことです。今までの話し方を捨てて、新しい話し方に変化させない限り、スコアは変動しません。

改善できるのは、表現や構文だろうか。それとも、ストレスやイントネーションなどの音声面だろうか。そういった事に思考を巡らせながら、練習の質をあげていくことが大切です!

それでは、詳しく見ていきましょう。

IELTSスピーキング対策

対策の前に、IELTSスピーキングの概要を確認しておきましょう。

パート時間質問数課題内容
14 – 5分6 – 12問日常的な話題に関する質問に回答
21 – 2分1問指定トピックに関してスピーチ
34 – 5分4 – 8問パート2に関連した問いに回答

パート1は、身近な問いに対する回答です。事実を描写するスキルが必要です。描写ですので、練習がそのままスコアに直結します。

パート2は、スピーチです。話し続けることが求められています。採点官が唯一、じっくりとあなたの英語に耳を傾けられる時間です。時間いっぱい話しましょう。

パート3は、抽象的な問いに対する意見展開です。意見を順序立てて展開できる力が問われています。

評価項目を確認

次に、評価基準を確認しましょう。

何が評価されているかを知ることで、初めて対策が可能です。

流暢さ(FC)・言葉に詰まることなく回答できているか
・適切な接続詞を用いて回答ができるか
語彙力 (LR)・トピックに応じた様々な語彙を柔軟かつ適切に使用しているか
文法 (GR)・様々な構文を自然かつ適切に使用しているか
発音 (PR)・正しい発音を生成できるか
・聴き取りやすく分かりやすい発音か

スピーキングは、上記4つの観点において評価されます。

各項目が0-9点満点で採点され、その平均値がスピーキングスコアとなります。

採点項目の特徴は「流暢さ」や「発音」といった、音声に関する項目が全体の50%を占めていることです。

これは、IELTSスピーキングでは「英語っぽさ」を強調した、コミュニケーションが円滑に行われることが大切だということを意味しています。

目標スコアのレベル感を知る

目標スコア別のレベル感を知りましょう。

求められている回答のレベルを把握した上で、そこに自分の英語を合わせに行くことが可能です

動画の方が分かりやすいと思いますので、下記に紹介しています。

ほとんどの人が目指すであろう、スコア5.0-7.5の解答を真似しています。

なんとなくでも、自分の目標スコアののレベル感がつかめましたか?

パート1対策

パートごとの対策を見ていきましょう。

パート1は、最初に重点的に対策をすべきパートです。

なぜなら、採点官が最初に受験生の英語を聴くパートだからです。第一印象を覆すのは大変です。良い印象を与えれるようにしておきましょう。

面接官に「英語ができる人だな」と印象を持ってもらうと、全体の評価が高くなることがあります。

また、IELTSスピーキングはパートが進むにつれて、難易度があがります。現実世界で英語がうまくなる順番にパートが構成されているからです。

裏を返すと、パート1は対策が最もしやすいとも言えます。

対策のポイントは「聞かれる可能性がある問いを網羅する」です。

パート2や3と違い、パート1は練習した問いがそのまま本番で出る可能性が高いです。事前の準備が、そのまま本番で活きます

練習では、自分の目標スコアに必要な回答よりも、1点高いスコアの解答を暗唱していくと良いでしょう。そうすることで、パート2や3で減速しても、カバーすることが可能です。

注意点として、パート1では、話す分量を2-3文で抑えるようにしてみて下さい。

「IELTSスピーキングはたくさん話す方が良い」という言説が広まっています。

嘘とまでは言いませんが、パート1は基礎英会話力を試すパートですので、長く話す必要ありません。

(長く話して止められた経験がある人もいるのではないでしょうか?)

パート2対策

続いて、パート2の対策です。

概要の紹介で、パート2では時間いっぱい話しましょうと書きました。

ただ時間いっぱい話せばいいわけではありません。

流暢性を保ったまま、採点官に意味をきちんと伝える必要があります。

流調性を保つために、現段階で自分が何秒間立ち止まらずに話せるかを確認してみてください。

おそらく最初は30秒程度の人が多いかと思います。

そこからスタートをして、5-10秒ずつ流暢に話せる秒数を徐々に伸ばしていきます

また、意味をきちんと伝えるために、「ストーリーを持って話す癖」をつけてください。

人間はストーリーで話を聞くと、話の中身が頭に残ります

ストーリーの作り方が分からない方は、トピックにおける「過去と現在と未来」に触れるようにしましょう。それで、勝手にストーリーが出来上がります。

少し分かりづらいと思いますので、下記の記事をご参考ください。

パート3対策

最後に、パート3の対策です。

前提として、パート3は、ライティングのタスク2と同時並行での対策をオススメします。

問いが非常に似ている(トピックによっては全く同じこともあります!)双方とも、「意見」「メリット・デメリット」「課題解決型」の問いがよく出題されます。

パート3は、知識がないと答えられないことが多いです。

目標スコアが6.5以下の方などは、無理して話しすぎずに、早く切り上げることをオススメします。

一方、スコア7.0以上を狙う人は、パート3で長く話して英語力をアピールする必要があります

パート3の対策としては、「考える時間をとること」「話をまとめ上げるフレーズを覚えておくこと」の2点が有効です。

パート3では、今まで考えたこともない質問を聞かれます。

そんな時は、1文目を暗記したフレーズで始めると、考える時間が作れます

  • I don’t really know much about that, but…
  • That’s an interesting question and I think I would have to say…
  • Actually, that’s not something I’ve really thought about, but…

「正直言ってわからないですね…」

といったようなフレーズを話している間に、アイデアを考える、もしくは、どう展開していくを整理するのは有効です。

また、パート3はその難しさから「途中で自分でも何を言ってるかわからなくなる」ことが多々あります。

そういった場合は、以下のようなフレーズを使用し、最後に要点をまとめましょう。

  • Another way to put it is…
  • Well, let me clarify that by pointing out…
  • How can I put this better… Oh yes, what I mean to say is that…

IELTSは英語力を測る試験ではあるものの、話している内容が伝わらない場合、「英語力不足」の印を押されてしまいます。

もったいないですよね、効果的に内容を伝える技術は覚えておくと便利です。

似た課題として、話しの方向性がわからなくなり、話しをどう終えたら良いかが分からなくなることがあります。

そういった際には、以下のフレーズが有効です。

  • What I mean to say is…
  • Sorry I have lost my train of thought what I’m trying to say is…
  • Oh, I seem to have lost my train of thought, let me see, oh yes, that’s right, what I mean to say is…

特に避けたいことは、話の途中で立ち止まったり、同じことをゼロから言い直したりすることです。

(沈黙は最悪の評価となります!)

話し切るために、「要点を言い直したり」「話しの終え方」を覚えておくときっと役に立つかと思います!

5.0-5.5を目指す人

ここから先は、目標スコア別により詳しく見ていきましょう。

まずは、スコア5.0-5.5を目指す方です。5.0の評価基準をみてみましょう:

FC・概ねスピーチの流れを維持できるが、スロースピーチが見られる
・接続語や談話標識を過剰に使用している
・単純なスピーチは流暢に話せるが、複雑な会話では流暢さが落ちる
LR・トピックにかかわらず話そうとするが語彙は限定的
・言い換えに挑戦するが成功する場合も失敗する場合もある
GR・基本的な文章をそれなりの正確性をもって話せる
・不適切さや基本的な間違いはまれ
PR・バンド4のポジティブな特徴を示せており、バンド6のポジティブな特徴を一部示せている

なんだかわかりにくいですね。

このスコア目指す人は「アウトプット量」が鍵を握ります。

つまり、話の中身よりも、瞬発力を持って多く話せることが大切です。

困難な問いに遭遇しても、語彙や文法の間違いを恐れずに、回答しきること最重要視しましょう。

対策は、パート1を中心に行いましょう。このレベル感を目指す方は、難易度の低いパートでスコアを稼ぐことが大切です。

話し切る

5.0-5.5を取得するためには、沈黙の時間を減らし、意識的に早く回答し切る必要があります。

一旦、話始めたら立ち止まらないことを心がけてください。文章の途中で止まったり、言い直したりしてしまうと「英語力不足」という評価を受けてしまいます。

文の途中で止まると、聴き手である採点官は「話の中身」が頭に入ってきません。間違いを恐れずに、話し切る、これがポイントです。

話し切るためには、問いに対して自分が何を言いたいかを、ある程度把握している必要があります。そのため、話し始める前にきちんと内容を吟味しましょう。

話し始める前の沈黙は、3-5秒以内である限り減点対象になりません

まとめると、きちんと考えてから話し始めること、一旦話始めたらピリオドまで止まらないこと。覚えておいてください。

短く回答する

とはいえ、このレベルを目指す人にとって、立ち止まらずに話し続けることは非常に困難だと想像します。

ですので、、スピーキングに苦手意識がある方などは、「短く話し切る」ことから練習すると良いでしょう。

具体的には、4-7語での回答です。

それでも難しい人は、“~ is ~”。

ここからです。無駄な副詞や形容詞を省き、「主語、動詞、目的語」に意識を集中させます。

そう考えると、気が楽ではないでしょうか?

5-5.5を目指すにあたっては、長い文章で話す必要はありません。短い文章を、立て続けに2-3文話す。これがポイントです。

例えば、

“Do you like animals?” と聞かれたとしましょう。

これに対して、

Yes, I like animals. In fact, I have three dogs at home.

と回答します。

多少、流暢性や発音の精度に欠けていても、この程度の回答でスコア5-5.5には到達します。

IELTSスピーキングは、リアルタイムでの会話です。日本語で考えた難解な文章を、英語に訳す時間はおそらくないかと思います。知っている単語を駆使して、瞬発力を持って文章を話し切る。これを覚えておいてください!

6.0-6.5を目指す

次に、スコア6.0-6.5を目指す方です。

以下は、スコア6.0の評価基準です。

FC・長く話すことに意欲を感じるが、繰り返し、言い直し、口ごもりによりしばしば一貫性を失いがち
・さまざまな接続語や談話標識を使用しているが適切ではない
LR・トピックを議論するための幅広い語彙をもっている
・不正確さがあるが意味を明確に伝えられる
・概ね言い換えに成功している
GR・単文と複文を併用しているが、柔軟性は限定的
・複文では、しばしば間違いがあるが意味を阻害することはまれ
PR・発音の特徴をある程度コントロールしながら使用
・いくつかの発音の特徴を示せているが持続できない
・概ね理解可能だが、ここの単語の発音の間違いがある

このスコアを目指す人は「意味の塊を意識しながら長く話すこと」がカギを握ります。

5.5までは、短文の回答でも到達するとお伝えしました。6.0から先は、採点官に対してあなたの技能をアピールしていく必要があります。

対策としては、パート1はあらかじめ入念に準備して攻める。パート2では、時間いっぱい話し続けられるようにしておくと良いです。

パート3はまだ難しいと思います。無理して話しすぎずに、失速を最小限に抑えることを意識してください。

複文を使いこなす

6.0以上を目指すにあたっては「長く話すこと」が大切だとお伝えしました。これは、一文自体を長く話すという意味です

長く話す方法はたくさんありますが、IELTSの採点官が好きな文法単元は以下の3つです。

  • 関係詞
  • 接続詞
  • 仮定法

この三つの文法単元を使用すると必ず複文になります。複文とは、主部と述部が2つ以上入った文章です。

例えば、

  • Although I feel devastated about Messi leaving Barcelona, I partially feel excited for his new journey at PSG.
  • My favourite program is BBC’s Sherlock Holmes, which is by far their most intriguing mystery show.
  • If I am not working in the evenings, I usually spend time with my family.

のような文章です。

Although 接続詞、which 関係代名詞、If 仮定法が使われているのが確認できます。

こういった文章を構築できると、採点官は「この人は英語が上手だな」と思わず感じます

複文を使用することは、6.0以上の評価基準に記載されています。

一から文法やり直すのではなく、スピーキングのスコアを上げたい人は、これらの単元を重点的に復習してください。理解を超えて、自分で使いこなせるレベルまで持っていきましょう

この三つの文法をマスターできると、回答を上手に補足しながら説明ができるようになります。6.0-6.5を取得するためには、説明がある程度きちんとできることが求められているのです!

チャンクで話す

ただ長い文章を話すだけではいけません。

採点官に対して、話している内容を効果的に理解させる必要があります。

そこで、チャンクです。チャンクとは意味の塊のことです。各チャンクには、1つのアイデアが含まれています。

チャンク間では、きちんと間をとる必要があります。そうすることによって、話の中身を採点官が理解しやすくなります。

例えば、カンマでは少しのポーズを、ピリオドでは長めのポーズをとりますよね。チャンクでも同じです。伝えたい意味の塊ごとにきちんと間を作るのです。

チャンクは、4つの評価の観点のうち「発音」「流暢性」に影響してきます。早口で話すことが、「流暢性」に良い影響を与えると勘違いをしている方がいます。逆です。

早口で話すと、必ずどこかで詰まってしまいます。そうではなくて、少しゆっくりめに話す。しかし、チャンク間での息継ぎを忘れずに、立ち止まらずに話すことを優先してください。

チャンクは、マスターするのに時間がかかります。早めに改善に取り組みましょう。ネイティブスピーカーを観察することや、ネットフリックスなどでドラマを大量に見ることなども感覚を掴むのにオススメです!

7.0-7.5を目指す

最後に、スコア7.0-7.5を目指す人です。

以下は、スコア7.0の評価基準です:

FC・明らかな努力なしに一貫性を失うことなく長い文章を話せる
・言語に関連する口ごもりが時々見られ、繰り返しや言い直しもある
・さまざまな接続語や談話標識をある程度の柔軟性を持って使用できる
LR・様々なトピックを議論するための柔軟な語彙を示せている
・レベルの高い語彙を巧みに使っており、コロケーションにも多少意識している
・効果的に言い換えをしている
GR・様々な複文をある程度の柔軟性で使用している
・間違いのない文章が多いが、いくつかの文法の間違いも残る
PR・バンド 6のポジティブな特徴を全て示しており、バンド 8のポジティブな特徴も一部示せている

ここからは「音声面の改善」が必須になります。

どれだけ難易度の高い単語や構文を使えても、音声面で「英語っぽさ」が感じられない場合、到達させることが困難なスコアです。

また、パート3のような難易度の高い質問に対しても攻める必要があります。回答のアイデアに対して、客観的な具体例を提示していく必要があるということです。

ストレスをつけて話す

音声面の改善が、具体的に何を指すのかというと「ストレス」です。

ストレスは、日本語では「強勢」と呼ばれます。音の強弱のことです。英語はすべての単語にストレスがつきます

例えば、

  • PHOtograph
  • phoTOgrapher
  • photoGRAPHIC

品詞が異なる同一の単語でも、ストレスの位置が変わります。各単語のストレスをマスターしているかが、聞き手の理解に大きな影響を与えます。

また、文章レベルでもストレスが存在します。文全体で強調したい特定の場所は強く話し、そうでない場所は弱く話します。

英語っぽい発音とは、すなわち、ストレスがついた話し方とも言えます。

ストレスの改善は、IELTS学習において最難関の一つです。一度身につけてしまった習慣を変えることは、非常に困難だからです。毎日、数時間を費やすことを前提に、数ヶ月の練習は覚悟しておきましょう。

ストレスをつけて話せると、発音が問題で聞き返されることが少なくなります。日本人学習者にとってハードルは高いですが、IELTSを通してマスターしておくことで、やってよかったと思える日が必ず来ます!

トピック語句を覚える

7.0を超えていくためには、採点官にWowを与える必要があります。

それが、トピック語句です。トピック語句とは、各トピックにおいて「使用を期待されている語句」です。

IELTSスピーキングは、およそ100ほどのトピックから出題されます。各トピックにおける、頻出の語彙を幅広く使えることが、採点官のWowになります。

注意点としては、トピック語句は難易度の高い語句という意味ではないということです。あくまで、ある文脈においてピッタリの語句を選択していることを指します。

例えば、IELTSスピーキングでは「環境」に関してよく出題されます。

環境のトピック語句には以下のようなものがあります:

  • fossil fuel
  • renewable energy
  • habitat
  • extinction
  • deplete
  • discharge
  • preserve
  • disposal
  • hazardous

こういったトピック語句を正確に使えると、高評価を得られます。トピック語句に関しては、練習時にスピーキングの例題に回答をする際に、意識的に使えるものをまとめていきましょう。

練習の際は、常に本番を意識してテイクワンでの回答を心がけましょう。そのテイクワンの回答を見直し、よりベターなトピック語句がないかを模索してみると良いかと思います。

トピック語句は無理矢理に使用するのではなく、あくまで自然に使用できることを優先させて下さい。

さらに攻めたい人は、各トピックにおけるイディオムも2,3ほど覚えておくと良いです。

例えば、「環境」においてよく使えるイディオムには、

  • No quick fix = no simple solution
    Ex. There seems to be no quick fix to solve our needs for energy consumption from fossil fuels.
  • The tip of the iceberg = a small part of something much bigger
    Ex. Rising oceans are only the tip of the iceberg of the problems being caused by climate change.

などがあります。

ただし、イディオムに関しては注意が必要です。使い方を間違えると、減点されてしまうからです。

ですので、イディオムは「ここぞという時」に使えるようにしておくことがポイントです。

8.0以上を狙う対策

既に7.0-7.5に到達していて、8.0以上を狙いたい方は何をしていけば良いのでしょうか?

私の経験上、一番の改善点は「イントネーション」にあることが多いです。

イントネーションとは、音の上がり下がりです。イントネーションがついていない話し方をすると、聞き手にとっては話が非常につまらなく聞こえます

一方で、無理にイントネーションをつけて話すことで、逆に違和感を感じさせることもあります。そういった場合は、逆にスコアを下げてしまいます。

二つ目の改善点は、パート3で話す分量です。3文程度しか話せていないことが多く、採点官が物足りなさを感じています。

5-6文は話すことで、意見展開を充実させることを心がけてください。

ただし、全ての質問に対して、充実した客観的な具体例を挙げ続けることは困難です。

そういった場合は、「反証」「仮定の話」「異なる状況」などを描写することで、より自分のポジションを際立たせることも可能です。意識してみてください。

スピーキング 独学のコツ

独学は多くの人が挫折してしまいます。

(挫折した人が、私の所に来るので確かです…)

スピーキングの独学を成功させるコツとしては、ついに本番意識して練習するというものです。

そして、それを習慣化する必要があります。

録音を心がける

練習は時折、録音しましょう。

毎回の録音は苦痛になりますので、意識が向いた時や、トピックが難しく復習が必要だと感じた時で構いません。

録音した自分の回答を、何度も聞いてみてください。その上で、ストレスやイントネーションといった、英語のリズムに着目して修正を試みてください

多くの方が、語彙や文法面に関しては意識的に修正をします。

ですが、採点項目の半分は「流暢性」「発音」の音声に関する2つです。採点官に対する印象という観点では、「音声面」の方が、「語彙」「文法」よりも大きな影響があります。

特に、7.0以上の高スコアを狙いたい人は、音声面の改善が必須です。恥ずかしいかもしれませんが、自分の声と向き合い、より「英語っぽさ」にこだわって練習してみましょう。

音声の改善は大変です。それは、習慣そのものだからです。YoutubeやNetflixを活用して、ネイティブスピーカーがどういったリズムで話しているかを観察することから始めてみましょう。そして、自分でも真似をしてみましょう。毎日です!

常にテイクワンを意識

独学で練習をするときは、常にテイクワン(本番)を意識しましょう。

練習の時は、書き出したりする方がいますが、本番でできないことは練習でも控えましょう。書かないと、話せなくなってしまいます。

本番の緊張を、練習に持ってこれることがポイントです。そういった意識で練習をしていると、本番では無意識になれたりします

少し厳しく聞こえるかもしれませんが、本番で緊張する人は、まだ練習が足りないのかもしれません。

習慣化する

次に、スピーキングを習慣化させる必要があります。習慣化するとは、毎日練習をするということです。

習慣化するためには、以下がオススメです。

  • スピーキングしないと〜できないを作る
  • 前日にトピックを用意しておく

「スピーキングしないと〜できないを作る。」これが大切です。例えば、

朝おきて2分間スピーチをしないと、ベッドから出られない。

トイレに入って、スピーチをしないとトイレから出られない。

といった具合です。スピーキングをしないと、次のアクションに繋げられなくするというものです。

そのためには、前日から話すべきトピックを用意しておく必要があります。起床した時点で、その日はどのトピックにおける、どの問いを練習するかを分かっている状態にしましょう。

最後に

今回の記事のポイントを以下にまとめておきます:

  • 短文から長文へと話す長さを変えていく
  • 高得点には、トピック語句と音声の改善が必要
  • 本番を意識して毎日練習する

いかがだったでしょうか?

以上が、IELTSスピーキング対策を目標スコア別の紹介でした。

記事の内容は、以下の動画でも確認していただけます:

スピーキングは、リーディングとリスニングのスコアが上がったら練習しよう . . .

最終的に高スコアを目指している人はそれでも良いかもしれませんが、スピーキングは練習自体しやすいですし、スコアを上げるには時間がかかります。

勉強が続かない人などは、スピーキングから練習をしてみるのも一つの手だと思います。

IELTSに関する、対策記事は全て以下にまとめていますので、必要な人は参考にしてください。

最後に、弊社はオンラインでIELTSを専門的に教えています。英語対策でお悩みなどありましたら、遠慮なくご連絡下さい!

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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